●165 四季 しき 〇はなわらいとりうたい

 表題:四季
 読み:しき

 収録:(A)特撰中等合唱曲 2 1925(T.14).4.10 ◎[A2-62] [P65]

 記譜:女声または男声二部合唱(伴奏付き) 変ニ長調 3/4

 インチピット:ドレミ|ドド|ドシシラソ|ソ

 曲:カンパーナ,ファビオ(Campana, Fabio)(1819-1882)[イタリア]か? 時代的に該当する
 詞:犬童球渓 ※1925(T.14)作詞


[詞] ※中等合唱曲より

1.花笑ひ鳥うたひ 霞立ち草萌ゆる
  野も山も 嗚呼のどけき春よ

2.青葉かげ夏来ぬと 聲高く蝉呼べど
  夕立すぎて 晝の暑さ流る
  うれし夏は何処(いづこ)

3.嗚呼嗚呼四方(よも)の山々 あゝあゝ宵の時雨(しぐれ)に朝の霜に
  薄く濃く染めなして 綾かはた錦か
  草にすだく虫もあはれ嗚呼

4.枯れし枝に花を咲かせ 賤(しづ)が宿も玉の臺(うてな)
  見れどあかぬ冬のながめ

5.あはれ四(よ)つの時々 眺望(ながめ)を變ふる けしきをかし

 ※番号を振ってあるが通して作詞されている


(C) Kyukei Kinenkan 2024